生きたいと想って。生きたいと願って。だから生きているのだと思えるこの場所で――
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[ はなみおはなし ]
四月某日、トッツァ大陸・ツォルヴェイン城内。
サクラが綺麗な季節になった。ゼント大陸ほどではないにしても、トッツァ大陸もまた、四季の変化が美しく現れる土地柄だ。
そよ風が吹くその中で、サクラの花びらがひらりひらりと宙を舞っている。
窓から射す太陽の光は暖かく心地よいが、外はしかしそれがなければまだ少々寒いかといえるほどだ。
それでも、花見をする分には十分な陽気であった。
美しい景観を維持した庭園で、みなが思い思いの場所に座り、ぎゃあぎゃあと騒ぐ様は、少々場違いな光景にも見えたが、しかし彼らは気にしない。久し振りの宴だ。何を気にすることがあろうか。無礼講という言葉もあるではないか。
―――そもそも、この花見の決行したのは、この国の王様なのだし。
さてそれでは。
その宴の席のある一角の様子を見てみよう。
1.王子と庶民の場合
2.魔法使いたちの場合
3.双子と王子の場合
4.騎士たちの場合
5.王と臣下の場合
→王妃と王の場合
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